トップページ English サイトマップ アクセス BBS 早稲田大学理工学術院 環境資源工学科 環境資源工学科
トップページイントロダクション当研究室について研究内容研究業績研究室スケジュール大河内先生スケジュール研究室行事ギャラリーアクセス・ゲストブック学生向けページリンク
『空気・水・森林の化学情報を解読し,人と自然の共生の道を探る』

環境化学は“環境汚染物質がどこにどれだけあるのか,地球上をどのように移動するのか, その移動過程で自然環境にどのような影響を及ぼすのか”を明らかにする新しい学問分野です. 私達の研究室では,地球の血液ともいうべき“水”に着目した環境化学研究を展開しています. 水はそれ自体が貴重な天然資源ですが,気体・固体・液体と姿を変えながら地球表層を循環して エネルギーや物質を輸送するとともに,化学反応場としての働きも有するユニークな物質です. 私達は,水循環に伴う汚染物質の循環過程とその支配法則を解明して,環境破壊の拡大防止・ 未然防止を目指した研究に取り組んでいます.

1)大気・降水化学グループ
2)森林・陸水化学グループ
3)環境計測・環境浄化グループ


1)大気・降水化学グループ
『空気と降水の環境診断』

降水は陸水の源です.大気汚染は降水汚染を引き起こし,陸水を汚染します. 私達は環境汚染物質(酸性物質,重金属,有害有機物)による大気と降水(霧・雨・露)汚染の 実態解明と原因究明を行っています.
現在,富士山を観測タワーとした大気汚染観測にも取り組んでいます.


【研究テーマ一覧】
・有害有機大気汚染物質の大気動態と降水洗浄機構
  (1)揮発性有機化合物(VOCs)の大気動態と降水洗浄機構
  (2)多環芳香族炭化水素(PAHs)の大気動態と降水洗浄機構
大気中フミン様物質の定量と化学特性の解明
次世代燃料起源物質の大気動態と大気環境影響

上へ   TOPへ

2)森林・陸水化学グループ
『森林と陸水の環境診断』
森林は水源涵養,崩落防止,大気浄化能など人類生存にとって重要な役割を果たしていますが, 大気汚染物質による森林衰退が問題になっています.私達は山岳大気汚染の実態解明と森林生態系の 化学健康診断を行い,森林を大気汚染物質から守る研究を行っています(写真:渓流水質調査).


【研究テーマ一覧】
・森林生態系による大気浄化能に関する研究
 (1)
東京都郊外森林域および富士山麓における大気中PAH の動態と森林樹冠による捕捉効果
・山岳大気環境の保全に関する研究
 (1)山岳大気中ガスおよびエアロゾル観測システムの開発と評価
 (2)山岳域における酸性沈着物の動態と森林樹冠への影響評価
・山間部森林生態系における土壌酸性化と窒素飽和現象に関する研究
 (1)都市近郊山間部における渓流水の化学組成と窒素飽和現象
 (2)丹沢大山における森林表層土壌に及ぼす酸性沈着物の影響
 (3)都市近郊山間部における渓流水中コロイド粒子のキャラクタリゼーション
 (4)都市近郊森林生態系の酸緩衝作用と酸性沈着物の影響評価

上へ   TOPへ

3)環境計測・環境浄化グループ
自然エネルギーを利用した環境計測技術,化学物質の使用量を削減した環境分析技術, 自然環境に学んだ新しい環境浄化技術など環境に調和した技術を開発して環境汚染物質の削減に 貢献します.


【研究テーマ一覧】
有害有機化合物の降水促進吸収機構と光分解化学特性の解明
フォトフェントン反応による大気・水中有害有機汚染物質の分解機構

上へ   TOPへ